花粉症と対策グッズ

花粉症対策グッズの売れ筋商品に服用タイプのものがいくつかありますが、服用タイプのものは個人個人の遺伝子パターンや花粉症の型で効き方が違ってくるものであり、効く人効かない人がいるため注意が必要です。

花粉症対策グッズはあくまでも補助的なものと考え、取扱説明書をよく読んで使用することが大切です。洗眼、点眼薬から掃除、洗濯用品、めがね、マスク、健康食品に至るまであらゆるものが開発され、種類も多様化しています。対策グッズが多く出ているということ事態は喜ばしいことなのですが、用心するべきことも多くあります。

特に日本人は一つのものが注目されると、みんながそれを求めて突っ走る傾向があります。最近では毎年花粉の季節が近づくと、デパートや薬局には花粉症対策グッズが目白押しの状態です。それは国民病とまでいわれる「花粉症」を利用し、効果の疑わしい対策グッズが出回っているということです。

ある時期は良いとされていたものでも、数年でその評価が下がるということもよくあります。花粉症対策グッズを購入する時には多くの情報で頭でっかちになるあまり、足元がみえなくなってしまうことがないように注意したいものです。現代花粉症は多くの人が患う国民病であり、花粉症で苦しむ人にとって対策は重要です。

情報に惑わされず、自分に合ったものを自分なりに考えて購入するということを心がけたいものです。薬局などで試すことができるものは試し、自分の身体に合うものを選ぶことが一番良い方法です。商品の話題性だけで科学的根拠の無いものも多くあります。

花粉症対策と食生活

花粉症の人は油を使用する場合にはオリーブオイルを使い、揚げ物、ドレッシング、マヨネーズ類を取り過ぎないように気をつけることが大切です。戦後の日本ではそれまでの魚と野菜中心の食生活に代わって、肉や魚を中心とした高たんぱく、高脂質の欧米型の食生活が急激に広がっていきました。日本はかつてご飯と魚、野菜、味噌やしょうゆなどの発酵食品が毎日の食事でした。こういったものを取らなくても、必要な油は通常の食事で不足することはありません。

花粉症の人は、甘いものが食べたい時には、果物、ドライフルーツ、また砂糖の変わりにハチミツ、黒砂糖を使うなどして砂糖を控えるよう心がけましょう。日本人はもともと油をあまりとらない人種ですが、食生活の欧米化にともない料理で使われる機会が大幅に増えました。油は私たちが生きていくのに欠かせない栄養素を持っていますが、油の取りすぎは血液をどろどろにしたり、炎症を強めたり身体に悪影響を及ぼしたりします。

伝統的な組み合わせこそが栄養のバランスに優れ、日本人の体質に合った食事なのです。砂糖は免疫力を低下させ、花粉症をはじめとする、多くの病気の原因になっています。油の問題もその一つです。

この欧米型の食生活が栄養の取りすぎや食品添加物の増加、野菜不足など、アレルギー症状を引き起こすさまざまな問題を抱えているのです。花粉症には昔ながらの日本の食生活を見直すことが有効な対策といえるのです。また砂糖、チョコレートなど口にする機会が増えたことも問題の一つです。

花粉症対策と身近な食品

花粉症に効果のある身近な食品は、玄米、ヨーグルト、きな粉、ピーナッツ、納豆、トマト、シソなど数多くあり現在も研究が進められています。また青魚も多くとりたい食品の一つです。具体的にどんなものがあるかというと、野菜では、ネギ、ピーマン、タマネギ、ニンジン、レンコン、ショウガ、ニンニク、ジャガイモなど、肉なら、鶏肉、羊肉、魚なら、アジ、フグ、ウナギ、エビ、サバなどです。カキに含まれるグリコーゲンは体力を回復させ、自然治癒力を高める効果があります。そして亜鉛は鼻や目の粘膜を強化する働きがあります。

こういった食品は身体を温める性質があり、「冷え」が大敵である花粉症に効果が期待されます。青魚に含まれるDHAは炎症を引き起こす悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあります。これらは体内で作ることはできないため、積極的に日々の食事からとるよう心掛けが必要です。

青魚以外に鮭も花粉症に効果的な魚です。鮭の優れている点はDHA、EPAに加え、中枢神経の働きを正常にするビタミンB6を豊富に含んでいるということです。

身近な食品による花粉症対策は、医師が処方する医薬品と違い副作用の心配が無く子どもや妊婦に対しても安全といえます。温性食品とは基本的に秋冬が旬のもの、根菜類、薬味などがあたります。花粉症の人が積極的にとりたい食品は「温性食品」です。

体質や花粉症のタイプによって効果の期待できる食品は違うため、自分でいろいろ試し自分に合った食品を見つけるとよいでしょう。また完全栄養食品として知られるカキも花粉症にもよい食材といえます。血行をよくし、アレルギー反応を抑制する働きをもつEPAも含まれており、花粉症の人には最適な食品といえます。

花粉症対策と乳酸菌

近年では飲料会社の研究により花粉症の症状を軽減する機能や、新しい種類が発見され注目を集めています。花粉症対策のひとつとして最近話題となっているものに「乳酸菌」があります。乳酸菌は私たちにとって有益な微生物の一つでさまざまな種類があります。

カルピス社は2006年に人工曝露実験によって「L-92乳酸菌」が鼻のかゆみ、目のかゆみといった花粉症の症状に効果があることを実証しました。全ての乳酸菌にこのような機能があるわけではないため、ヨーグルトを食べて予防をしたいという場合にはヨーグルトに含まれる乳酸菌の種類を確認する必要があります。乳酸菌にはそれぞれ特性があり、その特性を活かしてヨーグルト、チーズなどの乳製品、また味噌やキムチなどの発酵食品に利用されています。

これまで乳酸菌といえば腸内環境を整えて便通をよくする働きが知られていました。その一つとして、キリンビールは2002年に高いアレルギー改善作用が期待される「KW乳酸菌」を発見しています。この花粉症に有効とされる乳酸菌は、細菌やウィルスを攻撃するリンパ球Th1とアレルギーの原因となるリンパ球Th2、この2つのバランスを保ち、アレルギー症状が起こりにくい環境をつくる働きがあります。

乳酸菌の効果は即効性があるものではないため、花粉の飛散時期の1ヶ月前くらいから継続してとることが望ましいと言われています。また、ヨーグルトを食べつづけると下痢を起こす人や、乳製品アレルギーの人はサプリメントタイプのものから摂取することもできます。こういった乳酸菌を利用し、今後様々な花粉症対策の商品が開発されることが期待されています。

花粉症対策とお茶

実験でべにふうきを飲んだ約半数の花粉症患者の症状が改善されたという報告があります。
このお茶は日本の「べにほまれ」と中国の「ダージリン」を交配してつくられたもので、抗アレルギー成分のストリクチニンを含んでいます。

しかし効果を得るためには大量に飲む必要があります。花粉症の季節になると花粉症対策に色々なお茶が話題に上がりますが、その中でも実際に効果が期待されるものを次に取り上げました。他にも花粉症に効果のあるお茶はドクダミ茶、ハトムギ茶、シジュウム茶、ルイボス茶、そば茶、ヨモギ茶、凍頂烏龍茶、柿の葉茶、タラ葉茶、スギナ茶など数多くあります。

大量飲めない人はうがいに利用したり、カテキン成分を抽出したサプリメントで摂取する方法もあります。いろいろ試した上で自分に合ったお茶をみつけて毎日習慣的に飲むとよいでしょう。

甜茶は花粉症対策としては最もポピュラーなお茶で、耳鼻咽喉科臨床学会でも抗アレルギー効果が報告されている効果の高いお茶です。甜茶に含まれる甜茶ポリフェノールという成分がヒスタミンの分泌を抑え、花粉症のみならずさまざまなアレルギーに効果を発揮します。また、まがい物が多くでているので注意が必要です。

緑茶に含まれるカテキンはがん予防としての効果が知られていますが、花粉症にも効果があることが分かってきました。

テレビなどで取り上げられた人気のお茶、べにふうきも花粉症対策に効果が期待されています。甜茶には種類がいくつかあるため、甜茶ポリフェノールが含まれているか確認して選ぶことが大切です。